JAみっかびについて 基本理念

三ヶ日町農協の経営理念
夢と希望に満ちた緑豊かな地域づくりを目指します。

三ヶ日町農協の10年後の将来像

「儲かる地域農業をマネジメントする協同組合」
~儲かる地域農業を起点にして農協の健全経営を実現します~

三ヶ日町農協 第十六次3か年計画(令和7年度~令和9年度)

~農業と地域の未来をつむぐ“協同の力”~

 「農業と地域の未来をつむぐ」は、糸を紡(つむ)ぐように、農家組合員と「食と農」の価値を共有する地域住民との関係性を深め、お互いを結びつけながら、豊かな農業と暮らしやすい地域を目指して一体となってすすんでいく姿を表しています。

「協同の力」は、この姿を農協の組合員・役職員が協同組合を通じて実現していくという意思を示しています。組合員の思いをしっかりと受け止め、「10 年後の目指す姿」である「儲かる地域農業をマネジメントする協同組合」の実現に向けて取り組んでいきます。

基本目標1 産地の維持・拡大に向けた生産基盤の強化

農業資材の高騰や農家の人手不足などにより、組合員の農業経営が圧迫されている課題を踏まえ、「10 年後の目指す姿」の実現に向けて、組織力を活かした将来産地の維持を最優先とします。

「めざす将来像」に部会員の願いや想いが反映され、具体化されているかを部会員との対話を通じて確認・共有し、必要に応じて見直しを行います。

農家組合員が持続可能な農業を行うためのスマート農業を実践するとともに、生産指導から集荷・販売までの一貫体制の強みを活かした販売機能の強化に取り組むことで、自己改革の基本方針である「農家組合員の所得向上」を実現してまいります。

  • 施策1 生産部会の「めざす将来像」による農業所得向上と産地維持
  • 施策2 地域農業を支える多様な担い手の確保
  • 施策3 地域農業をマネジメントする営農企画機能の強化
  • 施策4 組合員の農を支える事業活動

基本目標2 事業環境の変化に対応しうる経営基盤の構築

金利変動や物価の高騰、人手不足など、農協経営を取り巻く環境が大きく変化し先行きが不透明な中、総合事業を継続し、組合員から必要とされ続けるため、多様化するニーズやデジタル化に対応し、事業・運営の見直しと業務効率化に取り組みます。

  • 施策1 事業運営の最適化に向けた実践
  • 施策2 エンゲージメント向上につながる人的資本経営の実践
  • 施策3 健全経営に向けた内部統制の確立・強化
  • 施策4 組合員のくらしを軸とした総合事業の展開

基本目標3 農協運営を支える組織基盤の強化

組織基盤強化のため、広報誌やJAポータルで組合員・地域住民との関係を深め、「農業振興の応援団」を形成します。地域の声を事業に反映させるとともに、次世代の「農業振興の応援団」育成に向けて国消国産の意義を伝える食農教育にも取り組みます。

  • 施策1 組合員・地域住民の農業・農協への理解・共感の醸成
  • 施策2 組合員組織の活性化と事業・活動を通じた仲間づくり

三ヶ日町農協、自己改革への取り組み

三ヶ日町農協は、これまでもこれからも、農業と地域のために

三ヶ日町農協は「農業を基軸とした地域協同組合」として、JA綱領に記載のとおり、自主・自立の農業協同組合として「農業所得の向上」と「地域の活性化」に取り組んでまいりました。
こうした取り組みはあくまで農協設立以来、継続して行われてきたものであり、近年の農協の自己改革の声に押されて改めて取り組み始めたものではありません。しかし、「農協改革」の報道では、一部で農協への誤った理解も見受けられています。
そこで農業者、組合員、地域の皆さまだけではなく、広く一般の生活者の皆さまへもご理解いただくために、ここ数年の三ヶ日町農協の農業と地域を豊かにするための取り組みの一部を改めて、お伝えいたします。

三ヶ日町農協が農業を振興するための取り組み

  • 機能性表示食品

    2015年秋に、「三ヶ日みかん」を「機能性表示食品」として届け出し、受理されました。生鮮食品としては日本初の事例です。(機能性表示制度は2015年4月に施行、科学的根拠を提示することで、食品に機能性の表示を認めるものです)
    日本一の規模である、三ヶ日町柑橘選果場から出発する9割以上の三ヶ日みかんが機能性表示食品として出荷されています。
    嗜好品とみなされがちな果物ですが、科学的根拠を元に体にも良いと示せたことで、若年層を中心低迷する果物消費へ貢献も期待されています。また、消費の拡大により社会全体の健康へ貢献できるものとしても期待されています。作り手、買い手、社会、3者にとって良い事例として注目されています。

  • 柑橘特販部署の設置

    「直売」「6次産業化」を手がける部署を設立しました。より近い場所で消費者の声を聞きながら、農産物の付加価値を向上。生産者が受け取る、加工用ミカンの原料価格を押し上げています。
    加工品や企業連携を通じ、農産物のブランド知名度向上に貢献しています。

  • 柑橘基礎セミナー

    若い就農者や、定年退職後の就農をサポートするために「柑橘基礎セミナー」=基本から分かりやすくていねいに学べる、みかんの栽培講習会を開いています。担い手の確保は、安全な国産農産物を消費者の皆さまにこれからも届けるためには大切なことです。

三ヶ日町農協の地域社会への貢献

三ヶ日町の世帯数は約5,000世帯。2,600世帯が組合員世帯とあって、日常の業務も事業も地域に密着しています。
地域住民向けのイベントの主催の他、町内のスポーツ大会やイベントや、各支部の公民館へ継続的に助成を行うことで、地域の自立に不可欠なコミュニティをサポートしています。また、各組織で座談会を設け直接対話する機会を設けています。

地域や農業の振興を目的とした活動は多岐にわたります

  • アグリワーク:無料職業紹介所(ミカン収穫他援農支援)
  • 青空座談会の開催(摘果・剪定講習会等開催)
  • 隔年結果是正への取り組み(ジベレリン散布説明会他)
  • 農用地利用調整事業(農地銀行)
  • 経営税務指導(農業記帳指導、決算書・申告書作成支援等)
  • 担い手海外研修(農業視察研修ヨーロッパ)
  • 地元小学校との食農教育活動
  • 農協祭の開催
  • 産地の持続にむけた柑橘選果場の建設
  • 災害時の緊急緊急避難場所として柑橘選果場を利用する協定
  • DX社会に対応するためのスマホ教室の開催