
基本理念
三ヶ日町農協の経営理念
夢と希望に満ちた緑豊かな地域づくりを目指します。
三ヶ日町農協の10年後の将来像
「儲かる地域農業をマネジメントする協同組合」
~儲かる地域農業を起点にして農協の健全経営を実現します~
三ヶ日町農協3か年計画
~新時代への挑戦、農業の飛躍・経営の革新~
「農業の飛躍・経営の革新」は「10年後の目指す姿」として掲げた「農業生産の維持・拡大」と「経営環境に対応した事業・経営の転換」を表しています。
「新時代」は、これまでの延長線上でない事業・経営の新たなステージや、「10年後の目指す姿」の到達水準など、これまでにない大きなハードルを意味しています。このハードルを越えて「10年後の目指す姿」である「儲かる地域農業をマネジメントする協同組合」の実現に向けて取り組んでいきます。
基本目標・重点目標
基本目標1 生産拡大に直結する農業振興を行います
組合員が農協事業を利用して、農業所得を上げ、資金を農協の事業へと循環するよう、原点である生産拡大に取り組みます。
- 重点目標1 生産拡大を担う多様な担い手の育成・確保
- 重点目標2 生産基盤を支える労働力の確保
- 重点目標3 販路拡大に向けた販売機能強化
基本目標2 農協事業で生産拡大を強力に後押しします
農協事業は多くの機能を有しています。総合的に農家組合員の支援することで、生産の拡大を後押しします。
- 重点目標1 農業メインバンク機能の発揮
- 重点目標2 営農指導の連携強化
- 重点目標3 生産拡大を後押しする人材の育成・広報活動の強化
基本目標3 新時代に対応した信用・共済事業変革を行います
市場運用環境の悪化、人口減少・少子高齢化による事業基盤の構造変化等に伴い、厳しい収支環境の継続が見込まれています。加えて、組合員・利用者ニーズの変化・多様化に対応していく必要があります。
組合員・利用者ニーズに即した金融・保障サービスを提供していくため、事業変革を通じて農協の強みを活かしたサービスの提供や業務・事務の一層の効率化に取り組むとともに、信用・共済事業の連携を強化し、総合的な事業展開を図ります。
- 重点目標1 経営環境に対応した信用・共済事業変革
基本目標4 収支均衡に向けた経済事業改革を行います
農協の収支状況が一段と厳しくなるなか、農家組合員へのサービスを維持・向上するには収支均衡が必要です。経済事業を継続していくための事業改革に取り組みます。
- 重点目標1 農業関連事業の事業改革
- 重点目標2 生活関連事業の事業改革
基本目標5 組合員の意思反映に基づく組合運営を図ります
組合員が多様化している中で、組合員それぞれの考えに応じた関係を構築するとともに、組合員の農協の関心度を高め、意思反映が行われるよう組織・運営の見直しを行います。
- 重点目標1 多様化している組合員への対応強化
基本目標6 持続可能な経営基盤を確立・強化します
農協が将来にわたって農家組合員の農業所得向上や地域農業の振興に寄与していくためには、農協経営が継続できる経営基盤を確立しなければなりません。経営戦略や中長期的な収支見通しを踏まえて、戦略的に事業運営体制の効率化や要因配置を行い、持続可能な経営の確立・強化を図ります。また、各職員の能力活用や意欲を考慮した人事制度もあわせて検討・構築します。
- 重点目標1 効率的な事業運営体制構築と要因配置の最適化
- 重点目標2 計画的な施設投資と委託事務の見直しによる物件費の抑制
- 重点目標3 事業・経営の転換を担う人材育成
三ヶ日町農協、自己改革への取り組み
三ヶ日町農協は、これまでもこれからも、農業と地域のために
三ヶ日町農協は「農業を基軸とした地域協同組合」として、JA綱領に記載のとおり、自主・自立の農業協同組合として「農業所得の向上」と「地域の活性化」に取り組んでまいりました。
こうした取り組みはあくまで農協設立以来、継続して行われてきたものであり、近年の農協の自己改革の声に押されて改めて取り組み始めたものではありません。しかし、「農協改革」の報道では、一部で農協への誤った理解も見受けられています。
そこで農業者、組合員、地域の皆さまだけではなく、広く一般の生活者の皆さまへもご理解いただくために、ここ数年の三ヶ日町農協の農業と地域を豊かにするための取り組みの一部を改めて、お伝えいたします。

三ヶ日町農協が農業を振興するための取り組み
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機能性表示食品
2015年秋に、「三ヶ日みかん」を「機能性表示食品」として届け出し、受理されました。生鮮食品としては日本初の事例です。(機能性表示制度は2015年4月に施行、科学的根拠を提示することで、食品に機能性の表示を認めるものです)
日本一の規模である、三ヶ日町柑橘選果場から出発する9割以上の三ヶ日みかんが機能性表示食品として出荷されています。
嗜好品とみなされがちな果物ですが、科学的根拠を元に体にも良いと示せたことで、若年層を中心低迷する果物消費へ貢献も期待されています。また、消費の拡大により社会全体の健康へ貢献できるものとしても期待されています。作り手、買い手、社会、3者にとって良い事例として注目されています。 -
柑橘特販部署の設置
「直売」「6次産業化」を手がける部署を設立しました。より近い場所で消費者の声を聞きながら、農産物の付加価値を向上。生産者が受け取る、加工用ミカンの原料価格を押し上げています。
加工品や企業連携を通じ、農産物のブランド知名度向上に貢献しています。 -
柑橘基礎セミナー
若い就農者や、定年退職後の就農をサポートするために「柑橘基礎セミナー」=基本から分かりやすくていねいに学べる、みかんの栽培講習会を開いています。担い手の確保は、安全な国産農産物を消費者の皆さまにこれからも届けるためには大切なことです。
三ヶ日町農協の地域社会への貢献
三ヶ日町の世帯数は約5,000世帯。2,700世帯が組合員世帯とあって、日常の業務も事業も地域に密着しています。
地域住民向けのイベントの主催の他、町内のスポーツ大会やイベントや、各支部の公民館へ継続的に助成を行うことで、地域の自立に不可欠なコミュニティをサポートしています。また、各組織で座談会を設け直接対話する機会を設けています。
地域や農業の振興を目的とした活動は多岐にわたります
- アグリワーク:無料職業紹介所(ミカン収穫他援農支援)
- 青空座談会の開催(摘果・剪定講習会等開催)
- 隔年結果是正への取り組み(ジベレリン散布説明会他)
- 農用地利用調整事業(農地銀行)
- 経営税務指導(農業記帳指導、決算書・申告書作成支援等)
- 担い手海外研修(農業視察研修ヨーロッパ)
- みんなでやら米プロジェクト(地元尾奈小学校と合同でもち米づくり、田植え・稲刈り体験)
- ハートプロジェクト(婚活イベント)
