JAみっかびについて 基本理念

三ヶ日町農協の経営理念
夢と希望に満ちた緑豊かな地域づくりを目指します。

三ヶ日町農協の10年後の将来像

「儲かる地域農業をマネジメントする協同組合」
~儲かる地域農業を起点にして農協の健全経営を実現します~

三ヶ日町農協 第十五次5か年計画

~組合員とともに創造”農業と協同の未来”~

第十五次5か年計画は、令和2年度から令和4年度までの取り組みに4年次、5年次を追加し、~組合員とともに創造”農業と協同の未来”~をスローガンとして計画を策定しました。

4年次と5年次については、生産基盤と経営基盤の2つの柱を支える土台である組織基盤を強固なものとする計画です。組織基盤の強化は、組合員との対話の徹底や関係強化等、組織基盤の中核である正・准組合員の思いをしっかりと受け止め、組合員とともに未来を創造していく意思を明確に示したものです。

持続可能な農業の実現に向けた生産基盤と、不断の自己改革を支える経営基盤の強化に取り組むことで、「10年後の目指す姿」の実現に取り組んでいきます。

持続可能な農業の実現に向けた生産基盤の強化

基本目標1 生産拡大に直結する農業振興を行います

持続可能な農業経営と産地の維持拡大のために農業振興の取り組みを強化し、自己改革の基本方針である「農家組合員の所得向上」のための販売機能強化に取り組みます。

  • 基本戦略1 「目指す姿」の実現を通じた農業所得の向上
  • 基本戦略2 産地と農協を支える担い手の育成・確保
  • 基本戦略3 多様な販売方法や付加価値向上による販売強化

基本目標2 農協事業で生産拡大を強力に後押しします

営農指導を強化するとともに、持続可能な農業に向けた事業間連携機能を発揮することで生産拡大を後押しします。

  • 基本戦略1 持続可能な農業の実現に向けた営農指導
  • 基本戦略2 農業分野における農業メインバンク機能の発揮

「不断の自己改革」の実践を支える経営基盤の確立・強化

基本目標3 持続可能な経営基盤を確立・強化します

農協が将来にわたって自己改革を実践し、農業所得向上と地域振興に寄与し続けるため、中長期的な収支見通しをふまえて、事業運営体制の効率化や経営基盤確立、農協経営の健全性確保のためにリスク管理体制の強化に取り組みます。

  • 基本戦略1 部門別損益管理の徹底による効率的な事業運営体制の構築
  • 基本戦略2 健全経営のための内部統制の確立

基本目標4 新時代に対応した総合事業改革を行います

環境変化を的確にとらえて組合員・利用者ニーズに即した事業を提供するために、農協の強みを生かした事業の展開と効率化に取り組みます。

  • 基本戦略1 農業関連事業の実践
  • 基本戦略2 経営環境に対応した信用・共済事業改革
  • 基本戦略3 生活関連事業の事業改革
  • 基本戦略4 デジタル化技術の活用等を通じた事業効率化

農協運営の好循環に向けた組織基盤の強化

基本目標5 組合員の意思反映い基づく組合運営を図ります

農協が将来にわたって組合員・地域に貢献するためには組合員との関係強化が必要です。そのためには、組合員組織活動の活性化や准組合員を含めた多様な利用者からの意思反映が必要です。その役割を果たす役職員づくりや「食」「農」「農協」への理解を深める広報活動を強化します。

  • 基本戦略1 対話を通じた組合員との関係強化と組織基盤強化
  • 基本戦略2 協同組合としての役割を発揮する役職員づくり
  • 基本戦略3 「食」「農」「農協」への理解促進に向けた広報活動の強化

三ヶ日町農協、自己改革への取り組み

三ヶ日町農協は、これまでもこれからも、農業と地域のために

三ヶ日町農協は「農業を基軸とした地域協同組合」として、JA綱領に記載のとおり、自主・自立の農業協同組合として「農業所得の向上」と「地域の活性化」に取り組んでまいりました。
こうした取り組みはあくまで農協設立以来、継続して行われてきたものであり、近年の農協の自己改革の声に押されて改めて取り組み始めたものではありません。しかし、「農協改革」の報道では、一部で農協への誤った理解も見受けられています。
そこで農業者、組合員、地域の皆さまだけではなく、広く一般の生活者の皆さまへもご理解いただくために、ここ数年の三ヶ日町農協の農業と地域を豊かにするための取り組みの一部を改めて、お伝えいたします。

三ヶ日町農協が農業を振興するための取り組み

  • 機能性表示食品

    2015年秋に、「三ヶ日みかん」を「機能性表示食品」として届け出し、受理されました。生鮮食品としては日本初の事例です。(機能性表示制度は2015年4月に施行、科学的根拠を提示することで、食品に機能性の表示を認めるものです)
    日本一の規模である、三ヶ日町柑橘選果場から出発する9割以上の三ヶ日みかんが機能性表示食品として出荷されています。
    嗜好品とみなされがちな果物ですが、科学的根拠を元に体にも良いと示せたことで、若年層を中心低迷する果物消費へ貢献も期待されています。また、消費の拡大により社会全体の健康へ貢献できるものとしても期待されています。作り手、買い手、社会、3者にとって良い事例として注目されています。

  • 柑橘特販部署の設置

    「直売」「6次産業化」を手がける部署を設立しました。より近い場所で消費者の声を聞きながら、農産物の付加価値を向上。生産者が受け取る、加工用ミカンの原料価格を押し上げています。
    加工品や企業連携を通じ、農産物のブランド知名度向上に貢献しています。

  • 柑橘基礎セミナー

    若い就農者や、定年退職後の就農をサポートするために「柑橘基礎セミナー」=基本から分かりやすくていねいに学べる、みかんの栽培講習会を開いています。担い手の確保は、安全な国産農産物を消費者の皆さまにこれからも届けるためには大切なことです。

三ヶ日町農協の地域社会への貢献

三ヶ日町の世帯数は約5,000世帯。2,600世帯が組合員世帯とあって、日常の業務も事業も地域に密着しています。
地域住民向けのイベントの主催の他、町内のスポーツ大会やイベントや、各支部の公民館へ継続的に助成を行うことで、地域の自立に不可欠なコミュニティをサポートしています。また、各組織で座談会を設け直接対話する機会を設けています。

地域や農業の振興を目的とした活動は多岐にわたります

  • アグリワーク:無料職業紹介所(ミカン収穫他援農支援)
  • 青空座談会の開催(摘果・剪定講習会等開催)
  • 隔年結果是正への取り組み(ジベレリン散布説明会他)
  • 農用地利用調整事業(農地銀行)
  • 経営税務指導(農業記帳指導、決算書・申告書作成支援等)
  • 担い手海外研修(農業視察研修ヨーロッパ)
  • 地元小学校との食農教育活動
  • 農協祭の開催
  • 産地の持続にむけた柑橘選果場の建設