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令和さんの作った令和のメロン

 浜松市北区三ヶ日町のメロン農家、名倉令和さん(63)が、元号の「令和」を刻んだハウスメロンを作り話題となりました。メロンのネットに「令和」の文字が浮き上がりました。

 メロンの特徴的なネットは、小さな果実が肥大するときにヒビが入り、そこが修復する過程でかさぶたになったものです。メロン農家は美しいネットを作るためにきめ細かい水分管理を行って肥大を調整しています。これに失敗すると大きな傷ができ、商品価値が大きく下がります。

 名倉さんは、ネットのできる時期に果実に針で細工をし、「令和」の文字をネットに浮き上がらせることに成功しました。

(写真=令和の文字が浮かび上がったハウスメロンの出来上がりを確認する名倉さん)

メロンフェアで「令和メロン」を展示

 今年4月1日。テレビで新元号「令和」が発表されると、元号と同じ名を持つ名倉さんの元に報道陣が駆け付けTVなどで放映されました。「令和」のメロンは、毎年メロンを心待ちにしてくれるお客さんに喜んでもらおうと、8月3日と4日に、三ヶ日町農協の特産物直売所でも試食販売会「メロンフェア」で展示しました。

 フェアは特にリピーター客が目立ち20ケースをまとめ買いするお客さんもいるほど。「今、話題の人だね」と名倉さんに声をかける姿が見られました。

(写真=盛況だったメロンフェア )

三ヶ日のハウスメロン今年の出来栄え

 三ヶ日のハウスメロンは3軒で5000玉を生産。直売所の他、東京、大阪、静岡に出荷し、夏の贈答用として流通しています。今年は5月上旬に定植し、6月にミツバチで交配。交配後約52日で収穫を迎えました。今年は例年より梅雨明けが遅れ、その後猛暑に見舞われた。「収穫直前まで気を抜けなかったが、味も外観も上出来。過酷な環境でメロンの樹がよく耐えてくれた。令和が良い時代なりますように」と話していました。

(写真=メロンの生産者)

 

(写真=三ヶ日のハウスメロン)

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