ニュース
近東肉牛共進会・最優秀受賞の牛で皮財布製作
第72回近畿東海北陸連合肉牛共進会・雌の部で最優秀賞を受賞した(有)渡邊に、最優秀賞の副賞として、今年3月、牛皮財布が届きました。記念品の贈呈は恒例ですが、最優秀牛の皮を使用した財布が贈られたのは初めてです。
(有)渡邊の渡邊頌史さんは、受賞の記念として家族の分を購入したいと制作を手掛けた革小物メーカー(株)京でん(本社・京都市)に連絡、竜田昌雄代表は生産者の思いを知る貴重な機会だと、牛皮をなめした半頭分を持参し、4月16日に対談しました。
渡邊頌史さんは「京都の共進会には8年程前から参加しているが、受賞で皮製品をもらうのは初めて。命を無駄にせず、肉をおいしく全部食べてほしいと願いながら生産者は出荷している。牛皮については今まであまり意識していなかったが、財布などの皮製品となって、多くの人に、長い間使ってもらえるのはうれしい。愛情込めて育てた牛を、こうした形で最後まで扱ってもらえるのはありがたい。捨てるところなく、さまざまな形で役立てることが動物と接する責任だと思っている」と話しました。
京でんの竜田代表は「今回さまざまな人の協力で、歴史と伝統ある共進会の最優秀牛の皮製品を手掛けることができた。2年以上愛情を注ぎ、あれだけ立派な牛に育てているという生産者の話を聞くことができ、感銘を受けた。こうしたストーリーのある皮を大切に加工し、販売していきたい」と話しました。