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【有線アーカイブ11】有線放送設備の老朽化、新しい情報伝達の時代へ

人と人を繋ぐことを目的として始まった有線放送は2019年(令和元年)末に訪れたコロナ禍でも大きな力を発揮した。緊急事態宣言により新年度直後に町内の学校が休校に入ったことを受け、各学校の担任の先生が有線放送を使い、自宅で過ごす児童・生徒に対し、励ましや再会を期待する声のメッセージ配信に協力。こうした独自の取り組みは、普段とは違う日常を送る子供達や保護者にも大きな反響があり、有線放送の役割を存分に果たした。

しかし、有線放送設備の老朽化および障害・故障件数の増加、スマホの普及など情報伝達手段の変化を受け、三ヶ日町農協では有線放送次期システム検討委員会(平成17年設置)、組合員情報検討委員会(名称を変更し令和3年設置)にて時代の情勢や組合員アンケートなどの意向をふまえ、議論を重ねるなかで令和5年度3月末での有線放送事業終了を決定した。昭和の最盛期には全国で約2500の有線放送施設があったが、時代とともに減少し、総務省東海総合通信局によるとJAみっかびは東海地区で唯一の有線放送電話施設となっていた。そして昭和35年の開局から64年が経過した令和63月末、その長い歴史に幕を閉じた。

有線放送からスマホへの移行に合わせ、農協では操作に不慣れな方のサポートをしている。スマホ教室の開講等、スマホでくらしを便利にしてもらう取り組みを進めている。

コロナ禍でも温かいメッセージを放送し学校と子供達の絆を深めた有線放送

有線放送に縁が深い元農協職員による対談も実施

地域の方に収録してもらう最終日は「郷土を語る会」

最後の録音にのぞむ井口組合長

多くの方に親しまれてきた有線放送。それぞれの思い出を胸に64年の歴史に幕

有線柱を建てた当初から有線と縁が深かった農青連。有線の枝打ちも各支部の活動に組み込まれ、有線放送を支えていた

有線放送の歴史

2019年~2024年)

令和2

 コロナ禍による緊急事態宣言で学校が休校、有線放送も番組内容を適宜変更

令和35

 第1回組合員情報検討委員会

 スマホによる情報配信に向けた組合員向けアンケート実施

 

令和4

 「JAスマホ教室」を開講

令和5

 組合員アンケートの意見をふまえ、静岡県農協電算センターが運用する「JAポータル」の導入を決定、農協支部座談会で組合員向け説明、試験運用開始

令和6331

 有線放送事業終了

4月よりJAポータル本稼働

令和7325

 有線放送会館の解体工事完了

令和7年度1226

 有線柱等有線放送設備撤去工事完了

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