JAみっかびは、年末の贈答シーズンに合わせ、特別な三ヶ日みかん完熟早生「心」の集荷を始めました。

12月8日から13日までの5日間で、49軒の生産者から約198トンをJAみっかびの柑橘選果場を集め、AI（人工知能）を搭載した選果機で選別し、基準を満たしたものを完熟早生「心」として出荷します。数量はわずかですがその中でも最高等級の「特選」は、三ヶ日みかんのトップブランド「ミカエース」として流通します。

樹上で熟成させた濃厚な味

（写真＝フクが薄くなった完熟早生の果肉。さじょうはしっかりしてるため食味が非常にいい）

「心」は通常よりも厳しい糖度基準を設け、樹上で長く熟成させることで色も甘みも濃厚に仕上がります。栽培中は「マルチシート」で地面を覆って水分を制限し、太陽光を反射させて光合成を促します。 完熟により、フク（じょうのう膜）が薄くなりより食味が向上します。おいしい反面、鳥獣害などのリスク、樹への負担が大きく、安定して生産するには高い栽培技術が必要とされます。

「おいしさは絶対」生産者のこだわり

生産者の石川功さん（47）は味を期待してくれるお客様のために毎年の安定生産を最優先にしています。 今年は12月1日が収穫の解禁日でしたが、果実の仕上がりを見て3日まで収穫を待ちました。「2日の日差しで光合成させ、最後に糖度とおいしさを高めるため」と、味へのこだわりを語りました。

数量限定ですが、この時期だけの格別な味です。JAみっかび直売所でも期間販売していますので、ぜひご利用ください。

（写真＝収穫前に仕上がりを確認する）