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【有線放送アーカイブ7】自主番組制作に力を入れ、数多くの賞を受賞

 昭和51年から自主番組制作に力を入れた有線放送。アナウンサーは4人体制で勤務し、毎日マイクとデンスケ(録音機)を肩にかついで走り回り、町内のさまざまな行事やニュースを取材、編集、放送していた。当初はマイクを向けても相手に逃げられたり取材に応じてもらえなかったりと数多くの苦労を乗り越えながら、自主番組を増やしていった。番組が定着すると加入者から「取材に来てほしい」と連絡が入るようになり、「あの番組良かったね」と町で声を掛けられるなど地域の情報発信者として親しまれていった。

当時、16回の放送のうち、お昼の回は緊張感を持ち放送を伝えるため、あえて生放送で流すなどアナウンススキルの向上にも全員で取り組んでいた。こうした努力が実を結び、昭和63年と平成4年にアナウンス全国コンクール「お知らせ番組の部」で最優秀賞受賞、平成11年には同全国コンクール「企画番組の部」で最優秀賞を受賞するなど輝かしい実績を収めた。

また、特産物である三ヶ日みかんの栽培管理に必要なお知らせを適時放送することで、町内一斉に防除が始まるなど地域産業の発展にも貢献、有線放送は町民のくらしの一部として浸透していった。

昭和50年代の有線の取材風景

昭和61年全国コンクールで優秀賞受賞

昭和63年全国コンクール「お知らせ番組の部」で最優秀賞受賞

有放会館飾られた歴代受賞した盾やトロフィーの数々

 

有線放送の歴史(19861999年)

昭和61

有線放送アナウンス全国コンクール優秀賞 

昭和62

 老朽化に伴い、お茶の間座談会で改修の意向を調査

昭和63年 

有線放送アナウンス全国コンクール

おしらせ番組の部最優秀賞

広告放送の部優秀賞 

平成2

 全面改修を完了、電話機がプッシュ式に変更

 加入者3,300戸達成

平成4

有線放送アナウンス全国コンクール

お知らせ番組の部最優秀賞

(「平山祥月堂洞」発掘調査の模様を編集した番組)

平成11

有線放送アナウンス全国コンクール

「企画番組部門」最優秀賞

 

(大福寺分校最後の1年間を取材、編集した番組)

昭和61年当時の朝礼風景~アナウンサーの1日は口の体操から始まる~

 

 

 

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