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【有線放送アーカイブ6】有線放送全面改修

昭和35年の開局から町民に親しまれてきた有線放送だが、雨の日は雑音で放送や通話が聞こえにくいなど老朽化が目立ち始めた。昭和624月には管理部委員会で第一回検討がなされ、その年67月の「お茶の間座談会」で現状の説明、そして昭和631月のアンケート実施により加入者の意向を確認し、改修計画に動き出した。昭和6310月には理事、支部長全員、農青連正副委員長とメンバーとする「有線放送改修特別委員会」が発足、熱心に検討を重ねた結果、平成23月末を完成予定として全面改修に踏み切った。

 昭和61年当時、総加入台数は3,383台、加入率83%、一日の通話度数は平均13,000回(一戸平均38回)と高い利用率を誇った。いっぽうで組合員から有線は話中が多いなど利便性向上を求める声が多く寄せられていた。こうした要望を踏まえて改修された新施設では共同加入本部集中方式に2ウェイ方式を加えて話中率を大幅に改善、4者間会議通話やテレホンサービスなど最新機能が導入され、その付加価値を高めていった。また、有線電話機もプッシュ式、スピーカー内臓のデジタル方式が導入され、多機能な放送・通話に対応できるようになった。この電話機は有線放送終了となる令和6年まで34年間使われ続けた。

昭和58年当時の有線電話機

平成元年~2年にかけ有放会館内の施設が刷新された

新施設での放送に向けテストを行うアナンサーと業者

平成2426日広報センター前で行われた完工式

平成2年からデジタル方式となった有線電話機 有線放送終了まで使われた

有線放送の歴史(19851990年)

昭和60

施設の老朽化に伴い故障急増、全面改修の気運が高まる

昭和62

老朽化に伴いお茶の間座談会で改修の意向を調査 

昭和63年 

1月 改修に向け組合員アンケート実施

3月 組合員アンケート調査の結果、理事会で全面改修を決定

7月 アンケートに沿って作成された改修計画をお茶の間座談会で説明

平成元年

23月 各地の有線放送施設を視察し、施設機能を検討

7月 改修工事の安全を祈願し起工式 

平成2

4月 有線放送施設全面改修工事完了

改修工事は総額32,150万円

基本使用料は年間18,000円となる

30年ぶりに生まれ変わった有線放送では電話機がプッシュ式となり、電子交換機、2ウェイ方式、テレホンサービスなど機能が充実した

加入者3300戸達成

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