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11/9 早生みかん初集荷 猛暑乗り越え濃厚な味

JAみっかびは11月9日、特産「三ヶ日みかん」の早生品種の集荷を開始しました。初日は35戸の生産者が合わせて約50トンを持ち込み、同JA柑橘選果場で選果作業が始まりました。安全操業を祈る神事ののち、人工知能(AI)と光センサーを備えた最新の選果ラインが稼働。果実を一つずつ確認し、等階級別に選別を行います。基準を満たした果実のみが「ミカちゃんマーク」の三ヶ日みかんとして出荷されます。

(写真=初集荷した三ヶ日みかんの「早生」この後全量をAIとセンサーでチェックする)

2025年産の早生みかんは、12月上旬までに約7,000トン(前年同期比109.9%)の集荷を見込んでおり、その後は主力の「青島温州」へと切り替わる予定です。引き続き「GABA」と「β-クリプトキサンチン」の2つの機能性表示を行います。

 

夏の猛暑を乗り越え収穫、糖度は平年を上回る

(写真=早生ミカンの収穫は11月から始まった)

10月末に行われたJAみっかびの果実分析と肥大調査によると、果実の大きさは平年並み、糖度は平年を上回る結果となりました。

生産者の坪井和典さん(62)は、園地で糖度や酸度を確認しながら11月6日から収穫を始めています。「夏は猛暑が続きましたが、潅水や摘果で樹を労わってきました。台風や害虫の被害も少なく、外観もきれいに仕上がった」と話します。


(写真=夏は過酷だったが管理された果実の品質は非常に高い)

 

「この味わいを多くの消費者の方に」

三ヶ日町柑橘出荷組合の森田能正組合長は、「夏場の乾燥で管理に苦労したが、三ヶ日みかんらしい糖度が高く、味の濃いみかんに仕上がった。多くの消費者に楽しんでもらいたい」と語りました。

(写真=今年のミカンの出来について話す森田出荷組合長)


(写真=選果場の安全操業と好調販売を祈願)

直売所でも販売スタート

出荷は11月10日から始まり、同日よりJAみっかび直売所でも販売を開始します。初日の朝には数量限定で試食会も予定しています。早生みかんの終盤には、期間限定で完熟早生みかん「心(こころ)」の出荷を予定。その後は「青島温州」に切り替わり、長ければ4月上旬まで出荷が続きます。

(写真=山々に映える色づいた三ヶ日みかん。早生も青島も12月中下旬をめどに収穫を終える)

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