みかん
ミカンの花を保たせて生産量の確保を

4月下旬、ミカンの開花に向けて町内25会場で着花調整座談会が行われました。
園地によってバラつきがありますが、全体的には令和7年度は裏年の様相です。
そのため本年は、少ない花を保たせていかに生産量を確保するかが課題で、ロスの少ない生産管理が重要です。
座談会で柑橘指導員は「外観不良果などで摘果が増えると生産量にも影響するため、防除のタイミングがとても大切。カメムシの越冬数も多い。大量飛来を招く前に薬剤散布で対策を」と伝えました。同時に、アカマルカイガラムシやミカンサビダニなどの発生源の多くは農薬の掛かりにくい樹上部や内部が中心となるため、対象病害虫の住処を狙うよう防除のコツを伝え、土壌改良資材や施肥についても説明しました。園地では芽かき処理や手直し剪定の実演を指導員が行い、各園地での実施を呼びかけました。
