おしらせ
栽培から選果まで、データを活用した生産供給体制モデルを構築し、柑橘の労働生産性の飛躍的な向上へ
柑橘栽培における労働生産性の向上を目指して、静岡県三ヶ日町産地構造転換コンソーシアム(株式会社 AGRI SMILE、三ヶ日町農業協同組合、静岡県西部農林事務所)を設立しました。栽培データや選果データまで、産地データをフル活用することで、経年比較による分析や、生産者ごと圃場ごとに分析を行い、課題解決の手がかりに繋げます。
農業界のデータ解析は、データの背景理解や傾向の解釈において、専門知識が必要となる難しい分野です。
AGRI SMILEはデータ解析システム「KAISEKI」を提供し、選果施設や栽培履歴から得られる膨大なビッグデータを、農学研究者がフィールドサイエンスの視点を取り入れて洞察します。従来にはない新たな栽培対策の発見や、産地戦略・営農指導の支援により、産地の課題解決を目指しています。
三ヶ日町農業協同組合はシステムを活用した営農指導を行い、柑橘栽培における労働生産性の向上を目指すとともに、静岡県西部農林事務所と協力して農業界のデータ解析事例の普及に努めます。
また、LINE等のコミュニケーションツールを活用して営農相談を行える体制を構築し、営農DXを進めていきます。
■取組紹介動画
静岡県三ヶ日町産地構造転換コンソーシアムの取組の概要を紹介する動画です。ぜひご覧ください。
※本取り組みは、「令和6年度持続的生産強化対策事業推進費補助金(果樹農業生産力増強総合対策のうち産地構造転換パイロット事業)」に採択されています。
