みかん
三ヶ日みかんの真打ち登場! 本貯蔵「誉れ」出荷開始

長期貯蔵による熟成で味を高めた青島温州ミカン「本貯蔵『誉れ』」の出荷が3月1日から始まりました。4月上旬頃までに94軒の農家から約900トンを集め、近在・中京・京浜の市場へ出荷されるほかJAみっかび特産物直売所等でも販売します。レギュラー品と同様、「GABA」と「β-クリプトキサンチン」の骨と高血圧への機能性も表示されます。
「本貯蔵『誉れ』」は、ミカンの希少なこの時期、強い引き合いがある高級銘柄です。生産者は12月に収穫した青島温州から体質が強いミカンを厳選してロジと呼ばれる薄い木箱に並べ、徹底した温湿度管理をします。12月に糖度検査、1月に貯蔵の適正管理巡回を受け基準をクリアしたミカンだけが「誉れ」として出荷できます。約3か月貯蔵することで味が濃縮し、酸が切れてまろやかな甘みが際立つミカンとなります。完成には高い栽培技術と貯蔵技術の両方が必要です。
第59回静岡県貯蔵ミカン品評会で農林水産省農産局長賞を受賞した髙橋誠さんも「誉れ」の生産者の一人で、約10トンを出荷予定。「夏場の高温やカメムシ対策など苦労したが、外観もきれいで品質の良いミカンに仕上がった。貯蔵の産地・三ヶ日みかんらしいコクのある味わいを楽しんでほしい」と話しています。
