News&Topics|【直売所だより】6/21 JAさがえ西村山より産地直送 本場のサクランボ「佐藤錦」が数量限定で入荷JAみっかび

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【直売所だより】6/21 JAさがえ西村山より産地直送 本場のサクランボ「佐藤錦」が数量限定で入荷

JAみっかび特産物直売所から旬な販売情報についてのお知らせです。

山形県「JAさがえ西村山」からサクランボを数量限定で販売します。

サクランボの王様と称される「佐藤錦」をこの機会に是非お買い求めください

 

と き:6月21日(金)~無くなり次第終了

ところ:特産物直売所(9:00~17:00)

 

【価格(税込み)】

JAさがえ西村山 サクランボ 佐藤錦

1kg箱(200gパック×4)・・4,995円

200gパック・・・・・・・・1,296円

 

※販売は特産物直売所のみです。特産センターや電話、ネットでの購入はできません。

※サクランボはなくなり次第終了となりますので、お早目にお買い求めください。

 

問い合わせ先

JAみっかび 特産物直売所

TEL:053-525-1040

 

 

~”産地さん”に聞きました! JAさがえ西村山~

鮮度が命、山形の寒暖差が育むサクランボ『佐藤錦』の格別の味

インタビュー文責:JAみっかび広報センター

 

「旬な時期こそ消費地に出向き直接、私たちのさくらんぼの特徴、食べ方、品種の違いなどをお伝えしたり声を聞いたり、その魅力を知って貰えたらたと思っていました。しかし、収穫、出荷、販売と重なるこの時期、産地は大忙しの状況です。こうして遠方の静岡県のJAみっかびの直売所で消費者のみなさんにサクランボをPRできることは大変嬉しい機会です。

さくらんぼを美味しくいただく為の産地からお伝えできるとても大切なこと…それは『鮮度』です。そして今回ご提供する『佐藤錦』はその中でも特に輪をかけて『鮮度』が命の品種です。産地ではこの鮮度のために、毎朝早朝から収穫し、当日に出荷をしています。ぜひ、産地直送のパリッと張った果実を、旬のこの時期に味わってもらえましたら嬉しいです」

(JAさがえ西村山 特販部長 菱沼 研さん

 

Q: JAさがえ西村山の産地の特徴は?

サクランボの生産量は山形県が全国一位。JAさがえ西村山はその県内でも有数の産地です。平野部でさくらんぼを栽培しています。山形県は盆地の地形の影響などから、北側に位置していますが、夏は非常に暑くなるのが特徴です。こうした暑さと寒さの差を「寒暖差」と言います。1年を通した季節の寒暖差、一日を通した昼と夜の寒暖差。紅葉を例に例えると分かりやすいですが、この寒暖差こそが非常に重要で、さくらんぼの味や色の決め手になります。今年は寒暖差がちょうど良く来ています。

 

Q: サクランボはどのように収穫されて届くのですか?

サクランボは鮮度が命です。サクランボは収穫後に追熟しません。そのため皮のパンと張った一番状態のいい早朝に収穫をします。収穫を終えたら、その日のうちに出荷します。産地は一年で一番忙しい時期で、収穫後に出荷のために仕分けと荷づくりをしてJAの集荷場に持ち込みます。荷造りは品質やサイズの規格を揃えるために生産者で事前に目ぞろいをしますが、農協の集荷場で検査員がチェックをして、基準に見合わないときは格付けを変更します。その後、サクランボは山形を出発し、翌朝の市場にかかって流通します。

この時期は産地は一年で一番忙しい時期です。成熟したサクランボは光沢がありとても綺麗です。この鮮度が落ちないように果皮に刺激を与えないよう丁寧に収穫や、荷造りをします。サクランボは雨に弱く、鳥の大好物でもあるため、雨よけの屋根をつけて側面には通気性の高い資材でカバーして守りながら大切に育てています。脚立を使いながら1本の樹から100㎏ほどを収穫します。つぶが小さいため大変細やかな作業です。収穫は人の手が頼りで、この人手を確保するために生産者も色々声をかけて手伝ってもらっています。

 

Q: 今年のサクランボの作柄は?

今年度は、味の決め手となる寒暖差がちょどよく推移して、果実が非常に甘くていい状態です。収穫も前進しており例年6月10日から始まる佐藤錦の収穫が1週間ほど前倒しで始まっています。

 

Q: 佐藤錦はどんな品種ですか?

「佐藤錦」はもっとも有名なサクランボの高級品種です。食味は最高で、甘みを引き立てるちょうど良い酸味が特徴です。さくらんぼの中でも特に鮮度が命の品種で、最高の状態で食べるにはタイミングが重要です。手に入れたらすぐに食べていただきたいです。収穫タイミングを過ぎると張りや食味が失われるため、収穫も気を使います。

 近年、常温で保存したほうが良いという情報もありますが、これはサクランボの甘みが常温の方が強く感じられるためです。すぐに食べない場合は山形では冷蔵庫に入れる方も多いです。ただ鮮度を保つためには早めに食べるのがおすすめです。一度冷蔵したものは入れたり出したりすると、果皮や果肉の風味を下げる原因になります。

 

Q: 化粧箱のサクランボは誰が作っているの?

高級フルーツ店で見かける、宝石のように並んだ化粧箱入りのサクランボ。これは、職人技を持つ限られた少数の生産者の技で作られます。誰にでもできる技術ではなく、特に高品質なサクランボを選び、鮮度を落とさないよう専用の箸を丁寧に使って並べてます。希少品です。

 

Q: サクランボの軸は何のため?

サクランボのシンボルマークでもある軸は、サクランボの命である鮮度を守るための大事なパーツです。この軸を取ると果肉がえぐれて、日持ちが悪くなります。食べる時も持ちやすいです。軸があれば果皮を触ることなく管理できるので大切なものです。

 

Q: 「紅秀峰」の方が美味しいのか? 近年の注目品種は?

近年注目を集めているのが「紅秀峰(べにしゅうほう)」です。実は、出荷時期が全く異なり、それぞれのシーズンの最高品種の位置づけです。「佐藤錦」が終了してからシーズンが始まるため、残念ながら、採れたてを食べ比べる機会はないのかもしれません。紅秀峰は大玉で、食味も佐藤錦に並ぶ最高のものです。ただ両品種で違いは大きく酸味は控えめで、甘味が前面に出た品種です。皮に張りがあり食感もかなり違いがあります。そして日持ちに優れることから流通上のメリットは大きく、この特性を生かして高品質な日本産のサクランボとして輸出もされています。

佐藤錦と紅秀峰の間にはこれまた新しい魅力的な品種「やまがた紅王(べにおう)」が3年ほど前からデビューしています。500円玉サイズの超大型品種ですが、味は大味ではなく、食味も優れています。数はまだ少ないですが反響があります。近年は「佐藤錦」一本ではなく、出荷シーズンに合わせて比率のバランスを取るように変化しています。昨年の夏の気候の影響で「紅秀峰」や「やまがた紅王」は数量が少なめなため希少品になるかもしれません。どちらも「佐藤錦」が終わった後に出荷が始まる品種です。もしも、見かけたら食べて違いを比べてみてください。さくらんぼの品種が違うと想像以上に味も違います。

 

開催スケジュール 本場のブランド果物を産地直送 JAみっかび直売所にて

JAみっかび特産物直売所では全国の名高いブランド産地と連携して、旬な時期に特産品フェアを開催します。連携JAより本場の果物を産地から直送するため、新鮮で高品質な逸品が並びます。詳しくは下記開催スケジュールをご覧ください。三ヶ日産イチジクフェア、シャインマスカットフェア等について、例年通り行う予定です。

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