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5/15着花調査で2024年産三ヶ日みかんの収量予測

調査をする関係者

JAみっかびは5月15日、2024年産の「三ヶ日みかん」の作柄を調べ収穫量を予測する着花調査巡回を行いました。調査には生産者やJA職員、関係機関の約50人が参加し、町内約100カ所のミカン園を調べました。調査の結果、収量を早生1万㌧、青島2万3000㌧、その他中晩柑を含め合計3万3200トンと予測しました。

 調査に参加した三ヶ日町柑橘(かんきつ)出荷組合の森田能正組合長は「今年は量もあり期待できる。自然災害などにも備えた管理を行い収穫期を迎えたい」と話しました。

 同JA井口義朗組合長は「花は早く咲いたが果径は非常にいい。病害虫の発生もなくきれいな外観でスタートした。今年も昨年同様おいしくてきれいなミカンを消費者に届けることができそうだ」と期待を込めました。

 柑橘指導課の指導員は「園地によって着果量にバラツキがある。着果量に応じて優先順位を決め、樹勢維持や隔年結果是正に向けた対策を徹底してほしい」と呼びかけをしました。

 

隔年結果とは?

隔年結果とは、ミカンがたくさんできる年と、できない年が交互にあることを言います。ミカンは、芽が出て花になり実になります。ミカンの花が散り残った緑の実。これがミカンに成長するのです。花が咲いた場所は、昨年実が付かなかった枝です。逆に昨年の冬にミカンが成った枝には、春に花が付きません。ミカンがたくさんできる年と、できない年の差「隔年結果」をなくすため、ミカンがたくさんできそうな年にはミカンの花を落とし「来年のミカンの芽を出させる」という作業をするのです。三ヶ日みかん生産者のみなさんは、「今年のミカン」だけでなく「来年のミカン」のことも視野に入れて日々ミカン作りに励んでいます。

 

三ヶ日みかんになるのは選ばれしミカン?

(写真=5/15の果実の様子)

写真は果実が複数ついた状態ですが、この数のまま収穫を迎えるわけではありません。樹の生理で果実が自然に落ちたり、人の手によって摘み取ることで、安定生産可能な着果量に調整し収穫期を迎えます。この中のほんの一部の選ばれしミカンが三ヶ日みかんになるのです。

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