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11/29早生から青島、三ヶ日みかんの収穫の状況

(早生ミカンの収穫風景。南側の日当たりの良い場所は特に着色が早い)

三ヶ日町内では特産の三ヶ日みかんの収穫が進んでいます。11月末、収穫期の折り返し地点を過ぎたところです。

三ヶ日では早生ミカンと、青島ミカンと主に2種類の温州ミカンを栽培しています。みかんの収穫から約1ヵ月が経ち、ほとんどの園地で早生ミカンの収穫が終わっています。

令和5年度の収穫期は好天に恵まれ、寒暖差も大きく、例年より早く収穫が進んでいます。糖度も外観も良好で、今年の管理の効果が出ているようです。いろいろ技術が進んでも収穫に関しては人の手が頼りです。家族だけではとても人手が足らず、各園地では「切り子さん」と呼ばれる援農者の方に手伝ってもらいながら作業しています。

(写真=収穫を迎える早生みかん。ほぼオレンジに完全着色している)

 

早生の大トリは「樹上完熟早生「心」」

早生ミカンの収穫は残すところ、樹上完熟させた特別な早生ミカンのみ。この早生ミカンは、糖度だけではない完熟特有の風味がある稀少品で、選果場で基準を満たしたものは完熟早生「心」として12月のお歳暮時期に期間数量限定で流通します。早生みかんを味わう最後のチャンスでもあります。

(写真=樹上完熟させた早生ミカン。薄く仕上げた「じょうのう」が濃厚なミカンの味を引き立たせる)

 

これから本格化する青島ミカンの収穫

(写真=青島ミカンの果実。大玉で扁平な形が特徴。熟期が長い分糖度も高い)

三ヶ日みかんの主力品種の青島ミカンの収穫は、今週末から徐々に本格化し、12月にピークを向かえます。ただし初出荷はまだ先で例年は12月中旬ごろです。店頭では三ヶ日みかんの箱がオレンジから水色にかわるタイミングがありますが、これが品種が切り替わった目印です。青島ミカンはクリスマスまでには収穫を終えますが、貯蔵熟成をさせながら出荷することで長いものは4月上旬まで流通します。

 

時期による三ヶ日みかんの箱のデザインとその理由

みかんは産地ごと味の違いがあります。加えて、同じ三ヶ日みかんでも品種や栽培方法で味に大きな違いがあります。あまり知られていないかもしれませんが、時期や箱のデザインも目印にその時期だけの味も楽しんでいただければ幸いです。

(写真=柑橘選果場から出荷される三ヶ日みかんの箱のデザイン。12月の早生と青島の切り替わり時期に完熟早生が出荷される)

 

なお収穫のお手伝いにご興味のある方は、JAみっかびアグリワークのページをご覧ください。

 

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