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12/7 期間限定の三ヶ日みかん 完熟早生「心」 直売所に入荷中

贈答期にあわせて完熟早生「心」の出荷が始まりました。三ヶ日みかんの早生品種のトリを飾る特別なミカンです。直売所では8日から販売を始めています。入荷は13日まで、期間限定の販売となります。数量はさらには限られますが、特選品の「ミカエース」の入荷も予定しています。

 

三ヶ日みかんのトップブランド「ミカエース」「心」

 完熟早生は、三ヶ日みかんのなかでも樹の上で完熟させたプレミアムな早生ミカンです。完熟早生は6日から12日まで、町内の農家63軒から約252トンを集荷して人工知能を導入したJAみっかびの選果場で選別します。基準の糖度は通常の早生よりも高く設定され、基準を満たしたものは「心」として流通し、最上等級「特選」に格付けされたものは、三ヶ日みかんのトップブランド「ミカエース」の銘柄で流通します。

(写真=入荷した完熟早生「心」)

 

太陽の恵みで甘さ凝縮 濃厚な味わい

 完熟早生は甘味が凝縮された濃厚な味わいが特徴のミカンです。太陽光を反射し、水分を遮断する特殊なシートを活用して、光合成等の樹の働きを最大限に引き出して育てます。さらに、通常の早生みかんより1カ月長く樹上に実らせておくことで、果実を完熟の味に仕上げます。完成したミカンは果皮も果肉も濃いオレンジ色に染まり、フクが薄い口当たりのよい逸品になります。

 完成した果実は高品質ですが、果実に栄養を注ぎ込む分、樹にかかる負担も大きくなります。また、収穫期を逃すと過熟となり「クラック」と呼ばれる果皮の老化が発生するため収穫のタイミングが大変シビアです。鳥獣害によるリスクも高いため、毎年安定して実らせるには、生産者には深い知識や手間、高い技術が必要となります。

 

(写真=濃厚な味わいに仕上がった今年の完熟早生)

 

抜群の仕上がり

 生産者の一人、石川功さんは完熟早生の栽培を始めて10年。先輩の園地で完熟早生を食べた際にその食味に感動し、自分も本当においしいと言われるミカンを作りたいと思ったことがきっかけだそうです。

 心掛けているのは、本当にはおいしい味を1年だけでなく、毎年生産して届ける事。そのために樹の健康状態に気を配り、良いミカンだけが残るよう、今年は樹全体で果実量が5分の1ほどになるまで摘果をしたといいます。石川さんは「今年は雨が多かったが、その雨を利用して抜群の仕上がりとなった。濃厚で、特別な味わいのミカンをぜひ楽しんでほしい」と話します。

(写真=ミカンの仕上がりを確認する石川さん)

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