みかん
三ヶ日みかん園地巡回 収量予想3万200トン
三ヶ日町農協は7月16日、町内の園地を巡回し、令和3年産の収量を5月12日の着花期の調査時点と同じ3万200㌧と予測しました。
調査は生産者、JA、関係機関約50人が5班に分かれ町内の園地を巡回し、摘果の状況、果実肥大など5項目を集計しました。
(写真=肥大と着果状況を調べる井口組合長ら)
裏年だが量はまずまず
近年の裏年の中ではまずますの作柄。7月9日時点で果実1個あたりの葉の枚数を示す葉果比は良好。調査後の検討会では「過去の裏年よりも量はある」「肥大もよい」と報告が上がりました。柑橘課では「生育ステージが1週間から10日間早く、雨もあった。見かけの肥大に油断せず、必要な樹は摘果を」と伝えています。
(写真=摘果は果実を摘み取る作業。樹が果実を養える数まで量を調整する)
(写真=摘果作業で摘み落とされた果実)
調査に参加した三ヶ日町柑橘出荷組合の清水一則出荷組合長は「今年完成する新選果場にしっかりした果実を持ち込めるよう、引き続き基本管理を」と呼びかけました。農協の井口義朗組合長は「樹ごと、個人ごとバラツキが課題。農協として解決に取り組む。新選果場の人工知能でどこまで選別できるかも見極めたい」」と話します。9月には収穫前の収量調査を行い、最終収量を予測する予定です。