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3/6 三ヶ日みかんのトリ、本貯蔵青島「誉れ」

三ヶ日町農協は、長期貯蔵による熟成で味を高めた青島温州ミカン「本貯蔵青島『誉れ』」の出荷を始めます。

3月6日から4月上旬までに約800㌧を集め、光センサーで選別し基準を満たしたものを近在・中京・京浜の市場へ出荷します。

三ヶ日町農協の直売所で取り扱う他、3月中旬ごろにはスーパー等にも流通する予定です。

レギュラー品と同様にダンボールへ「GABA」と「β-クリプトキサンチン」の骨と高血圧への機能性を表示しています。

 

貯蔵熟成で甘み際立つ三ヶ日みかん

(写真=貯蔵により、収穫後も果肉はみずみずしさを保つ)

 

本貯蔵青島「誉れ」は、12月に収穫した高品質の果実の果皮の水分を飛ばして体質を高め、ロジと呼ばれる薄い木箱に並べて重ねて約3か月貯蔵をします。

庫内は温度と湿度が保たれ、徐々に水分が蒸発し味が濃縮。酸味のクエン酸も分解され、みずみずしく甘みの引き立つミカンが完成します。

長期貯蔵の成功には高い栽培技術と、貯蔵の技術が必要となります。

平成11年度から始まった「三ヶ日みかん」の高級銘柄で、ミカンの希少なこの時期、強い引き合いがあります。

(写真=貯蔵中の青島温州ミカン)

 

各農家で始まるミカンの蔵出し作業

(写真=出荷に向けて仕上りを確認する髙橋さん)

 

3月に入り、町内の各農家の貯蔵庫では蔵出しの作業が始まります。

ミカン生産者の高橋誠さん(61)は第55回静岡県貯蔵ミカン品評会では農林水産大臣賞を受賞しています。

果実の糖度もトップレベルで高い評価を得ています。

栽培においては、摘果に力を入れ、品質とサイズを揃えることに注力、貯蔵に耐えうる果実を選別しています。

貯蔵庫には冷風の設備など新しい設備も導入し、庫内の状態を記録しながら管理してきました。

「おいしく仕上がりました。温暖化で難易度が増しているが、もっと勉強して、もっと畑に通いこの味を届けたい」と話しましています。

 

11月に始まった、令和2年度産の三ヶ日みかんは、「誉れ」が最終走者。

生産現場では令和3年度産にむけた、栽培管理が始まっています。

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